忘却の礎


常に感じているのだ
愚者の群れの中にも
あの必要以前の存在を

摩滅し衰えた
濁り無い瞳の中に
未だ燃えない闇も
鮮明に覚えている

諸々の勝手な理由と
行き過ぎた個体化と
無から生みだす観念は常に幻想を奉るもの

天伝う蜜
その姿こそが美しいのだと
出し尽くされた感銘を
頭の中で繰り返す

観念誕生以前の古より
常に感じているのだ
春の夜の夢も
それなりなんだと




テーマは月。
月があんまり綺麗だと、何だか夜空にぽっかり穴が開いているように見えます。


使用四字熟語
【盛者必衰】
今、勢いのある者もやがては必ず衰えるものだということ。
【諸行無常】
仏教の根本思想で、この世の全てのものは常に移り変わり生滅を繰り返して、
不変のものなど何も無いこと。
(どちらの説明も角川現代漢字語辞典より)

ワリサキの最も好きな四字熟語二つ。
平家物語読みたくなってきました・・・。




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