夏一夜

ひとつ ふたつの 錆鋏
尾を切り落とされ
紅金魚は ゆっくり地平へと
堕ちていく 堕ちていく
血潮もじきに
空を流れ落ちていく

誰そ彼刻
夢を見て
  目覚めた頃には 逢魔ヶ刻
闇の呼吸を聞きつつ
時計の針を逆回転させる
殺される気できたのだから

金魚は足元を回遊している
露がおりるような朝には
ずっと闇に添い寝してもらいたいと思う


宵の空
雨が降りますように
降りますように



誰そ彼刻、逢魔ヶ刻・・・日本にはなんて素敵な言葉があるのでしょう。
ワリサキは日本語フェチなので御座います。
綺麗な日本語を完璧にあやつれるような人間になりたいなあ・・・


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